
1人で結構です。
あなたのまわりで仕事が出来ない人を思い出してください。
あなたは周囲にその人のことをどのように言っていますか?
その時、部下の「能力」について泣き言を言っていたのなら、かなりマズいです。
「彼は、多分この仕事に向いていないんだよね」
「いや〜、何度言っても、彼女は言っていることが理解できないんだよね」
「今年の新人はプライドばかり高くて、困っているんだよ」
もちろん、そう思いたくなる気持ちは理解できます。
しかし、周囲の人はこう考えます。
「そもそも、彼の強みを活かせていないのは君のせいじゃないの?」
「彼女が君のことを理解できないのは、君の能力の問題じゃないの?」
「プライドが高いのは、君を信用していないからじゃないの?」
つまり、こういうこと。
目の前の出来事は、すべてリーダーの能力によるものとして処理されます。
言ってみれば、部下の能力を嘆くということは、自分の能力不足を言い訳にしているのと等しいわけです。
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「強いチームをつくる!リーダーの心得」
伊庭正康 著
明日香出版社より
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