僕に足りないものは何でしょうか?

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セールス いいため話
画像:http://www.gatag.net/

あるとき、新人セールスの若い男性が松原さんに質問してきた。

何やら悩みを抱えているらしい。

「僕に足りないものは何でしょうか?」

あまりにもストレートな質問であったが、社内の宴席ということもあり、正直に伝える方が彼のためになると思い、こんなふうに答えた。

「あなたに足りないものはね・・・感情よ」

(中略)

「あなたがお客様に接する様子をいつも見させていただいています。

大きな間違いがあるわけではありません。

マニュアル通りにきちんとできていますね。

でも、あなたの口にする『ありがとうございます』からは、気持ちが伝わってこないのです。

そばにいて耳を傾けている私がそう思うくらいですから、お客様はなおさらでしょう。

お客様は、普通の買い物をされているのではありません。

600万、700万、中には1500万円を超える最高級車レクサスを買われる人もいらっしゃいます。

口に出してはおっしゃいませんが、その心のどこかに『高い買い物をしている』という気持ちが秘められているのです。

心底、あふれるような感情を込めて『ありがとうございます』と言わなければ伝わりませんよ」

それには、どうしたらよいのか。

まずは、セールスの仕事をしている者として、「買ってくださり、本当に嬉しい!」という気持ちを込める。

さらに、その喜びを「これからは、私がお客様の車のサポート、いやプロテクトを生涯させていただきます!」という熱い想いを、

「ありがとうございます」という一言に込めることだという。

引用:No.1トヨタのおもてなし レクサス星が丘の奇跡
志賀内泰弘 著
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