
一回の「イエス」は千回の「ノー」によって守られると言った人がいる。
それを聞いたとき、私はまだ若く、何のことかまったくわからなかったが、いまではむしろ、これは控えめな表現だと思う。
生産性を持ちつづけるには、私たちをつまずかせる誰か、あるいは何かにノーと言うことだ。
同僚は助言や助力を求めてくるだろう。
友人は手を貸してくれと頼んでくるだろう。
誘惑と妨害があらゆるところから舞い込むだろう。
それらすべてをどのようにさばくかによって、「一つのこと」に注ぐ時間と最終的な成果が決まる。
何かにイエスと言うなら、何かにノーと言わなければならない。
結局、大成功を収める最善の方法は的をしぼり込むことだ。
そして的をしぼり込もうとすれば、ノーと言わなければならない。
引用:ワン・シング
ゲアリー・ケラー 著
ジェイ・パパザン 著
門田美鈴 訳
SBクリエイティブ
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