
「一期一会」とは、
「一期に一度の会のように、亭主を畏敬すべし」
という言葉に起源があるようです。
その日のもてなしが
「一生にたった一度しかない」ものであるということをしっかり理解しておかなくてはいけません。
戦国の世における一期一会は、明日死ぬかもしれない武将たちを相手にした、本当に一生に一度のもてなしが多かっただけに、非常に納得がいきますね。
刀を持たぬ茶人たちにとっての一期一会とは、命がけの真剣勝負だったのでしょう。
そこにきて現代の一期一会は、そこまで命がけの真剣さ、ひたむきさを感じられません。
せっかく素晴らしい言葉なのですから、現場の接客者の皆さんも、もっと真剣に取り組んでもらいたいものです。
引用:「接客は利休に学べ」
小早川護 著
WAVE出版
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