
仕事をしていくうえで大切なのは、常日頃から「種をまき続ける」ことです。
種をまかなければ芽は出ず、葉もつかず、花も咲かず、最終的に実を収穫することができません。
それなのに、自ら種をまかずして、育てることもしないで、何とか実だけ集めようと右往左往している人たちの多いこと!
そんな姿勢でビジネスに成功しませんし、一時的に実を集められたとしても、長続きすることはないでしょう。
仕事で「種をまく」とは、あらゆる面で「工夫」をしていくことであり、また「未来に投資」をしていくことです。
例えばデスクを整理整頓して、必要なものが瞬時に取り出せるようにするだけで、仕事の能率は高まり、同じ仕事を人よりも短時間でこなせるようになります。
日頃から自己啓発につながる勉強を続ければ、すぐに結果に表れなくても、数年後には高い実力が身につき、ハイレベルな仕事ができるようになります。
伊那食品工業の場合、職場環境の改善や、寒天を使った新商品開発のための研究を何十年も続けてきました。
それらが一つずつ実を結んでいったことで、長年安定成長を続けることができたのです。
さっそく今日から種をまいてください。
その種を根気強く育ててください。
きっと素晴らしい未来がやってきます。
『幸せになる生き方、働き方』PHP
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