続ける技術

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家族 いいため話
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「続け方を知らない」という指摘に、違和感を覚えた人もいるでしょう。

「週に2回と決めた勉強を、毎週やるだけ。そんなことはわかっているよ」と。

しかし、多くの人がそれを意思の力でやろうとしています。これがダメなのです。

新しいことに取り組み始めた人が、目標を達成するまで続けるために必要なものは何だと思いますか?

根気、やる気、真面目な性格、モチベーション・・・。こんな言葉が頭に浮かんできそうです。

しかし、こうした要素はあってもなくてもいいのです。大事なことは、行動の繰り返しです。

例えば、英単語を覚えるために必要なものは、「覚えるぞ」という意思ではありません。

単語帳を鞄から出すという行動、それを開くという行動、書かれた単語を見て口にするという行動です。その行動の積み重ねさえすればおのずと結果は出ます。

仕事でも、例えばこんな経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。

「社長や上司に提案しようと自宅で作り始めた企画書を、忙しさのあまり長らく放置していたけれど、偶然できた空き時間に集中して書き始めたらすんなり完成した」

このとき、「企画書を完成させる」というゴールを達成するには、偶然できた空き時間や、その瞬間の思考力、集中力が大事だったと思うかもしれません。

でも、本当は「夕飯を食べた後はダラダラせずパソコンを立ち上げる」「企画書のファイルを開く」「10分だけでもいいから何かを書く」といった行動を続けていれば、もっと早く完成させることができたでしょう。

つまり、意思よりも行動に着目し、その行動を繰り返すことができる仕組みを作るのが大切なのです。

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学ぶ技術

石田淳 著

日経BP社