
ついつい我々は次のようなセリフで、
相手の話をさえぎったり、
相手の意見を打ち消そうとしたり、
自己防衛を始めようとしてしまう。
「いや…」
「でもね…」
「でもさあ…」
「だからさあ…」
「だって…」
「そうじゃなくて…」
「そうは言ってもさあ…」
これらのセリフがクセになっている人は、じつは非常に多い。
自分でも気づいていないことがしばしばだから余計やっかいだ。
自分が意見を言ったとき、
このようなセリフでいきなり打ち返されてしまったら、
どんな気持ちになるか想像してみてほしい。
「まだ言い足りない、さえぎらないでくれ」
「オレの意見が間違っているというのか」
と怒りや憤慨の気持ちがしたり、気の弱い人であれば、
それ以上何も言えなくなって、落ち込んだり、
やるせなさでいっぱいになってしまうのがふつうだろう。
~~~
出典
[説得技術のプロフェッショナル]
伊東 明 著
ダイヤモンド社 より
![]() |