
きれいごとを言っても、しょせん商売のホンネは「売りつけよう」にあると思われがちです。
もしあなたが優秀なビジネスマンになりたいなら、この「売りつけよう」を、「喜ばそう」に置き換えてください。
というのも、商売の相手はお客さんの「脳」です。
財布ではありません。
お客さんの脳、ユーザーの脳、消費者の脳、取引先の脳…。
あなたの商品やサービスに対して、また店や会社に対して、さらには自分という人間に対して、その脳をいかに「快」にするかの競争がビジネスであり、商売なのです。
脳が「快」になれば、心も財布も自然と開くのです。
相手の脳を「快」にすることを、世間では「喜ばせる」と言うのです。
「売りつけよう」にあるのはテクニックだけです。
しかし「喜ばそう」とすれば、イヤでも相手のことを考えます。
どうしたら喜ぶか…それを追求するエネルギーがわいてくるのです。
なぜなら人を喜ばせると自分も嬉しくなる。
それが人間です。
仕事が深化し、質的に高まり、広がりも生まれるのです。
『英断の言葉』現代書林
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