
【時間の浪費は財産を貧困にする】(ベンジャミン・フランクリン)
これから、時間と金の基本的な話をします。
時間は全人類平等に1日24時間与えられたもの。
それをいかに賢く使うかが富に至る道なのですが、厄介なのは、時は金と違ってストックできない、というところでした。
そこで人間が発明したのが「お金」という道具です。
金とは、本来、時間を買うための道具だったのです。
食料を買うということは、本来自分が消費すべきだった野菜や家畜を育てる時間を農家から金で買う、ということ。
こうして人は、金で時をつくり出すことができるようになったわけですが、億万長者の考え方は、基本的にこれと同じです。
得た金で時を買う。
または、得た金を人に与え、自分の余剰時間を生み出す。
そうしてまず、人よりも多くの時を稼ぐ。
そして、時間をできるだけ消費せずできるだけ多くの利益を得る、というのが、金持ちになる基本的な法則です。
【悪い利益は本当の意味で損失である】
「金の切れ目が縁の切れ目」ではなく、「縁の切れ目が金の切れ目」と言った方が正しい、という気がしています。
一度でも、この人と仕事はしたくない、この人は信頼できない、と思われてしまえば、その先のすべてのチャンスを失うことにもなりかねない、最悪の事態だと思うからです。
それをわかっていてなお不正な利益に走るのであれば、わたしはもう止めません。
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弱さに一瞬で打ち勝つ 無敵の言葉
青木仁志 編訳
ライツ社
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