
成功のためには「大胆に考えて動く」だけでなく「小さく動く」ことも必要である。
1回や2回成功したからといって、それが自分の力だと過信してはならない。
「成功したら終わりではないし、失敗が終わりを意味するわけでもない。
肝心なのは、絶対に、絶対にあきらめないことだ」―――ウィンストン・チャーチルの言葉である。
これは真実だ。
自分は絶対に正しいと信じるようになると、まずまちがいなく、現実がきつい目覚ましを一発くれる。
自分のたわごとを信じてしまうのはどんな場合でも危ないが、特に、起業時のオーナーにとっては命取りになりかねないほど危ない。
小さく動くというのは、かかわりつづけるということだ。
柔軟でありつづけるということだ。
どうすれば会社をよくできるのかを考えつづけるということだ。
調和や謙虚の心を持ちつづけるということだ。
「オレ様が」といばり散らさないということだ。
成功できたのは主に運がよかったからだと念頭に置きつづけることだ。
起業家というのは、毎日、一番仕事熱心な社員より長い時間、がんがんに仕事をしなければならない。
どこぞに成功例があると聞けば、それについて情報を集め、学び、まねをする気概がなければならない。
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本物の大富豪が教える 金持ちになるためのすべて
フェリックス・デニス 著
井口 耕二 訳
文響社
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