「強運」の鍛え方

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島田秀平 いいため話
画像:Twitter

なぜかいい仕事ができる人、周囲を巻き込んで成果を上げる人の秘訣って、いったいどんなところにあるのでしょう。

もちろん、その人自身の能力ゆえの成果ですが、その能力には、やはり「運力」も含まれると思うのです。

仕事の運力は、どこよりも「仕事の現場」で鍛えられると思います。

たとえば、相手の気持ちや求めていることを先読みして行動することも、一つ。

「『ペン取って』と言われたら、赤ペンと黒ペンと、さらにメモ用紙まで渡すような人が欲しい」と、ある企業の人事担当の方から聞いたことがあります。

たしかに、そんな新人がいたら「お、できるな」と思って、目をかけたくなるでしょう。

これはたとえの一つで、すべてにおいて、「求められたこと『+1』ができると、仕事の運力」はぐんぐん高まるに違いありません。

芸能界でも「求められたこと『+1』」が大事だなと、つくづく思います。

芸人は、突発的にウケたネタ一つだけで消えていく「一発屋」と、息長く活躍できる人とに、はっきり分かれます。

あるとき、いとうあさこさんと「その違いって何だろうね?」と話していて、一つ答えが見えた気がしました。

それが「求められたこと『+1』」をするかどうかだと思ったのです。

(中略)

いとうあさこさんといえば、「浅倉南の新体操ネタ」が有名ですよね。

番組制作サイドからも、当初は、そのネタばかり求められてきたそうですが、いとうさんは、「それでも絶対もう一つ、何かを見せてきた」とおっしゃっていました。

全部カットされることも厭わず、やってきたそうです。

そうすることで、オンエアにはつながらなくても、「この人は、これだけじゃないんだ」と、現場の人たちにアピールしていたのです。

そして今のいとうあさこさんは、もはや「浅倉南の新体操ネタ」の人ではなく、トーク番組を始め、さまざまなバラエティ番組で活躍されています。

すべては、「+1」をやってきた成果ではないかと思うのです。

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「強運」の鍛え方

島田秀平 著

SB新書