
人を評価する場合、まずその人の日常の習慣を見て判断する人が本物の人物です。
本物の人物ほど単なる口先だけの人を信用しないのです。
「行いは言葉よりも雄弁」ということわざがありますが、それは行動が本当の人柄を示すことを示唆しています。
上位20%の人は、そのことわざの真意を理解している人たちです。
残念ながら、残り80%の人は、良き行動を続けている人を積極的に支援しようとはしません。
傍観者で終わる人たちです。
ですから私たちは、新たな行動を起こすときは、上位20%の人たちを味方にできるように、普段からその人たちとの交流を深めておく必要があります。
では具体的にはどうすればいいのでしょうか。
決め手はクイックレスポンスです。
年中無休・24時間対応の行動をとることです。
何か頼まれたら迅速に対応する、問い合わせにはすぐ答えるといった習慣を身につけて、上位20%の人たちとの交流を深めておく必要があります。
これまで私は、3マメの実践を推奨してきました。
口マメ・手マメ・足マメのことです。
口マメとは電話を掛けることです。
これは今の日本人は携帯電話のおかげで得意になりました。
手マメとは筆まめのことで、まめに礼状・祝い状・慰労状などのお便りを出すことです。
これは今の人の多くが苦手ににしています。
だからこそ、筆まめに徹した人は物事を有利に展開していけます。
足マメは訪問のことです。
何かあれば飛んでいく習慣のことで、これまた有力な対人関係の武器になります。
とにかくマメに動くことが大切です。
『小に徹して勝つ』ぱるす出版
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