「愛社精神」が仕事を順調に回す

banner02
猿 いいため話
画像:http://publicdomainq.net

マレーシアの心理学者であるマンショーらは、1000名以上のビジネスマンを対象にして、どんなときに仕事へのモチベーションが高まるかを調べました。

その結果、「その会社を好きである」というときに、仕事へのモチベーションがもっとも高まることが分かったのです。

仕事にやりがいがあるとか、社会的意義があるとか…。

そういうことも重要ですが、もっとシンプルに、「その会社が好き」。

これは何より大切なことなのですね。

「愛社精神」という言葉があります。

まぁ、多少時代遅れな感じのある言葉ではありますが、それでも心理学的に見ると、非常に大切なことなのです。

たとえばあなたが会社を経営しているのなら、部下に「もっとやれ!」「もっと頑張れ!」と言うのではなく、まず一番に、自分の会社を好きにさせること。

方法はいろいろとあります。

たとえば、その会社の仕事によっては、喜んでくれた顧客の感想を、会社内に張り出してもよいでしょう。

それだけでも、仕事をしている人は、顧客の顔が見えた気になり、自分の仕事や会社にたいして誇りを抱きます。

またはシンプルに、誉めてもいいでしょう。

自分の仕事によって誉められることは何より嬉しいことですので、ひいては今の仕事などを好きになる可能性もあります。

また何より、あなた自身が好かれることにもなりますので、結果的に会社への愛も強まるはず。

そうなれば、仕事の効率だって上がるはずです。

これはあなたが上司であっても、やはり同じです。

上司に誉められたりすれば、部下は嬉しくなります。

そして、上司を通して、会社への好感度が高まるはずです。

これはあなた自身でも同じこと。仕事を効率よくやりたいのなら、今の会社を「好き」になることです。

内容は何でも構いません。

この仕事が好き。

上司が好き。

会社の業務内容が好き。

働きやすい職場が好き、などなど…。

そう意識するだけで、ただ漫然と仕事をしているより、ずっと効率が良くなるわけです。

あなたが個人的にやっている仕事でも、もちろん同じです。

たとえば何かの原稿ならば、その原稿が掲載される雑誌のことを、とにかく「好き」と認識すること。

どんなに小さなことでも見つければ、人は暗示的に気持ちが高まります。

逆に「ここがイヤ」「ここが嫌い」なんて常に考えていると、どんどん気持ちは落ちていきます。

漫画家さんで、担当編集者さんや、雑誌そのものの悪口を言っている人が、ときどきいます。

しかしその人の作品は、たいてい「そんなに面白くない…」ということも多かったりします。

逆に本当に面白い作品を作っている人は、漫画家さんであっても、もしくはどんな業種であっても、その掲載されているメディアなどを、好意的に考えています。

まぁ、ニワトリが先かタマゴが先か…に近いですが。

人はストレスを抱えると、とにかく連鎖的に、周囲の人に当たってしまうことは多いもの。

その結果、自分の作品もうまく進まず、よりストレスが強まってしまうわけです。

いずれにしても大切なのは、自分の仕事をうまく進めたいのなら、その仕事に関連するものも「好きになる」こと。

内容は何でもいいので「こんなところが好き」ということを、ハッキリ認識してください。

それだけで、あなたの仕事そのものを、もっとも効率的に進めていくことができるんですよ。

これは人生でも同じです。

もっとも効率よく、そして幸せな人生を送りたいのなら…。

何よりあなたが、世界そのものを好きになること。

過去の行動でも、周囲の人でも、いろいろな物でも、出来事でも。

何でもいいので、あなたの好きなものを、もう一度考えてみてください。

それがあるから、自分は今の世界が好き。

そのように考えることで、あなたの毎日はより幸せにあふれていくんですよ。

『やりたいことをぜんぶ実現する方法』海竜社