
アメリカの大学では、予習してその範囲を学習していることを前提に授業が進みます。
ですから、先生から「あの部分についてどう思うか」といった質問をいきなりされることもあります。
もし、そこで何も予習をしていないと、答えられずに恥ずかしい思いをするばかりか、授業の点数を全くもらえず、落第になる可能性もあります。
かくいう私も、日本で大学生をしていた頃は、復習中心の勉強スタイルでした。
試験に合格するためには、過去問を勉強し、復習すればなんとかなってしまったからです。
しかし、このスタイルは実は効率が悪く、たくさん時間のある大学生ならばまだしも、社会人の勉強スタイルには合っていないように感じます。
それは、授業を聞いている時間のすべてが、ムダとはいいませんが、非効率になってしまうからです。
私の社会人になってからの勉強法は、①過去問を眺める、②予習する、③授業で大切な部分を覚える、というスタイルです。
この方法をとることで、授業中に何が大切で、どの部分を集中して理解すればいいかが分かるので、授業が終わったところで記憶にかなり定着します。
忙しい社会人の皆さんは、復習する時間はなかなか捻出できないでしょうから、授業でなるべく覚えることをおすすめします。
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「最強の勉強法」
猪俣 武範 著
ディスカヴァー
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