
生きていれば、楽しいときもつらいときもあります。
それは、誰にとっても当たり前のことです。
そのときに気をつけなければならないのは、
つらい気持が強くなると私たちは、ものの見方や考え方が狭くなったり、固まったり、歪んでしまったりすることがある、という点です。
そうなると現実の中の、
ほんの小さな一部分しか見えなくなってしまいます。
ものの見方がせばまると、気持のほうもますます辛くなってきます。
そうして「つらい気持」と「狭い見方」を悪循環をはじめて、
気持がどんどんつらくなってくるのです。
そのようなときに大切なことは、もう一度、
柔軟なものの見方、考え方をとり戻すことです。
そのためには、ちょっと立ち止まる。
周りをよく見直してみる。誰かと話す。
「あれかこれか」の二者択一ではなく、
もっとやわらかく考えてみる。
そのような小さな開き直りが脱出の役に立ちます。
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出典
[こころをほぐす小さな[開き直り」術]
大野 裕 著
主婦の友社 より
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