「エンパワーメント」をビジネスに活かす

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エンパワーメント いいため話
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ビジネスの世界において、エンパワーメントほど広く受け入れられながら、それでいて思うようおに進んでいかないものはありません。

エンパワーメントとは、自律した社員が自らの力で仕事を進めていける環境をつくろうとする取り組みです。

社員のなかで眠っている能力を引き出し、最大限に活用することをめざしています。

複雑さとダイナミックさが増す世界で生き残ろうとする組織にとって、避けて通れない課題と言えるでしょう。

エンパワーされた社員は、組織と自分自身の両方に利益をもたらします。

仕事にも生活にも強い目的意識をもって取り組み、会社の仕組みや業務の進め方を改善し続ける原動力となります。

エンパワーメントが実現すれば、社員は最善のアイデアを生み、最高の仕事をするようになります。

熱意をもって、自分のこととして、そして誇りをもって仕事に取組みます。

会社の利益と自らの目標を高いレベルで融合させ、責任をもって行動するようになるのです。

上司が管理し、部下は管理される、という伝統的なマネジメント・モデルは、もはや効力を失っています。

エンパワーされた職場をつくろうとする経営者は、社員を駒のように使う指揮命令的発想から、全社員が自らの責任感に導かれて最善を尽くせるような支援的発想に頭を切り替えなくてはなりません。

エンパワーメント重視の経営へと舵を切りたければ、組織というものについての認識を大胆に変えなくてはなりません。

経営者も社員も、杓子定規な階層意識を捨て、エンパワーされることを学ぶ必要があります。

しかし残念ながら、ビジネスリーダーの多くは、人間がもともともっている力を引き出すのがエンパワーメントだということを理解しておらず、エンパワーメントを実現させる道筋も知らないようです。

『社員の力で最高のチームをつくる』ダイヤモンド社