あきらめなかった人々

banner02
飛行機 いいため話
画像:http://publicdomainq.net

100人の男女がいるとします。

学歴も、持っている技術も、育った環境も同じなら、年齢も皆25歳です。

彼らに、自分の選んだ分野で頑張って裕福になりたいか、と尋ねれば、彼らの目の輝き、人生に対する意気込み、真剣な態度にあなたは目を見張るでしょう。

なぜなら、彼らは本当に金持ちになりたいからです。

さて、この100人の40年後を想像してみてください。

40年という時間、その分の成長、経験、機会も考慮します。

40年が経ってみると―――この地球上で最も豊かな国に住み、自分の選んだ分野で機会を与えられながら―――金持ちになっているのは1人だけなのです!

残りはというと、経済的に自立しているのが4人で、30人は亡くなっています。

65人は残りの人生を生き抜くために、一つ以上の政府の支援プログラムに頼らざるを得ないという状況です。

(中略)

なぜ、この豊かな国で、これほど多くの人々がこんな残念な結末を迎えるのだろう?

彼らの目の輝き、人生に対する意気込みはどこに行ったのだろう?

彼らの希望、夢、計画はどうなったのだろう?

著名な精神科医でもあり、『失われし自己をもとめて』の著書でもあるロロ・メイは、この問いかけに対して心理学的な原因を指摘する。

「人は同調するというだけのことです。

多くの人間は、自分は力不足で、人生で何か意味のあることをするなんて無理だと思っています。

できている型を破って飛び出すのは勇気が要りますが、人と同じにしていれば楽なものです。

ですから、私たちの社会では『勇気』の反意語は『臆病』ではありません。

『同調』なのです」

_______

あきらめなかった人々

デニス・キンブロ 著

ナポレオン・ヒル 著

田中 孝顕 訳

きこ書房