対処型行動と逃避型行動

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考え方 いいため話
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仕事にはストレスがつきものとはいえ、過度なストレスは健康に悪影響を及ぼすことは周知のことです。

仕事の問題への対応の仕方でがんや脳卒中などのリスクが低下するとの疫学調査の報告がありました。

この研究では、日常経験する問題や出来事への対処法について、アンケート調査によって対処型行動と逃避型行動を比較分析しています。

対処型行動は、「解決する計画を立て、実行する」「誰かに相談する」「状況のプラス面を見つけ出す努力をする」。

逃避型行動は「変えることができたらと空想したり願う」「自分を責め、非難する」「そのことを避けて他のことをする」です。

がんの死亡リスクや脳卒中のリスクが低いのは対処型行動をする人で、中でもがんの死亡リスクが低かったのは、「状況のプラス面を見つけ出す努力をする」人でした。

仕事のストレスは、対人関係も絡むため、「状況のプラス面を見つけ出す努力」をしても、思うようにならないことはあります。

空想や自責の念に駆られる、あるいは、別のことをして気を紛わすことはありがちです。

しかし、それはメンタルへの影響に加え、病気のリスクを高めてしまうので注意が必要です。

ビジネスマンには、問題を先送りできない局面はいろいろとあります。

部下などから複数の諸問題がもたらされるときには、次々に処理しないと、新たな問題に発展することもあるので、空想する、自責する、逃避する余裕はないともいえます。

確かに、反省する案件はあります。

しかし、「あのときこう対処しておけばよかった」と思い悩んでも、過去に戻ることはできません。

自分で決断して行動した結果が、問題に結びついているならば、その問題を解決することが未来につながるのです。

「窮(きゅう)すれば通ず」ということわざがあります。

物事が行きづまって困ったときにでも、名案が浮かぶなどして活路が見出せるという意味です。

思い悩むだけでなく、なんとかしたいと思考回路を巡らすうちに、打開策を得ることができるというわけです。

悩むだけでなく行動を起こすことが大切といえます。

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