
日本人は、何事に対しても不安を感じすぎているように思います。
海外でビジネスを展開する印僑のお金持ちたちは、不安についてあまり考えることがありません。
私が「フォーブス」のシンガポール長者番付で40位以内に入る印僑の大富豪にお会いしたとき、こんな質問をしたことがあります。
「もし、あなたが事業に失敗したら、どうしますか?」
すると、彼は笑って答えました。
「そのときはインドに帰って畑でも耕すさ。それなら食べるには困らないだろ?」
これは決してジョークではありません。
彼は、失敗をこれっぽっちも恐れてはおらず、「たとえ失敗しても、どうにでもなる」と考えているのです。
この話をすると、必ず「その人は畑をもっているかもしれないが、日本人の誰もが畑を持っているわけではない」と言う人がいらっしゃいます。
それはそのとおりですが、畑を持っていないことを不安に思う必要はありません。
重要なのは、失敗を恐れず、「いざとなればなんでもできる」という気持ちなのです。
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頭で考える前に「やってみた」人が、うまくいく
サチン・チョードリー 著
フォレスト出版より
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