自助論「社会がダメになるのはだれの責任か!?」

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出典:http://free-photos.gatag.net/

外部からの援助は人間を弱くする。

自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし元気づける。

人のために良かれと思って援助の手を差し伸べても、

相手はかえって自立の気持ちを失い、その必要性をも忘れるだろう。

保護や抑制も度が過ぎると、役に立たない無力な人間を生み出すのがオチである。

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われわれが「社会悪」と呼びならわしているものの大部分は、

実はわれわれ自身の堕落した生活から生じる。

だから、いくら法律の力を借りてこの社会悪を根絶しようとしても、

それはまた別の形をとって現われ、はびこっていくにちがいない。

国民一人一人の生活の状態や質が抜本的に改善されて初めて、このような社会悪はなくなる。

また、法律を変え、制度を手直ししたからといって、高い愛国心や博愛精神が養えるわけでもない。

むしろ、国民が自発的に自分自身を高めていけるよう援助し励ましていくほうが、はるかに効果は大きい。

引用:「自助論」サミュエル・スマイルズ 著
三笠書房より