【仕事術】一寸法師に見る、大きなものを動かすチカラ

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出典:http://www.artbank.co.jp

私たち普通の人間は弱者である。

弱者が強者に勝つには、どうしたらいいのだろうか。

それを教えてくれるのが、あの有名な「一寸法師(いっすんぼうし)」のオトギ話である。

一寸法師は、力のない小さな弱者。

赤鬼はこわい大きな強者。

両者が対決すれば当然、赤鬼が勝つに決まっている。

ところが、あの話はそれが逆になっている。

どうして、弱者の一寸法師が強者の赤鬼を退治できたのか。

この理由を説明するには、次の実験をしてみることが一番だ。

家にある大きな金づちを持ってくる。

その金づちで足の裏をたたいてみる。

ちっとも痛くない。

むしろ気持ちがいいくらいだ。

次に小さな針を持ってきて、やはり足の裏を刺してみる。

今度はチクリと痛みを感じる。

この動作を続けられたら耐えられない。

それこそ逃げ出したくなるだろう。

もうおわかりだろう。

この実験は針の一刺し、すなわち一点集中の威力を物語っている。

小さな針の先はまさに一点。

その一点に、たとえ弱い力でも集中すると、赤鬼が飛びあがらんばかりの痛みが生ずる。

先が広い金づちではできないことである。

この一寸法師の教訓を、私たちの人生に生かしたい。

強い者の間に挟まれて生活しなければならない弱い人間は、まず、自分の得意とする分野に全力を集中して、

その分野にしぼってがんばり通すことだ。

必ずそのうちに一点集中の効果が出てきて、弱者でも生きていける場が確保できるものだ。

引用:『成功する考え方』こう書房
田中真澄 著