
キミは、お役所の仕事に不満はあるかな?
キミは、事なかれ主義の上司に不満はあるかな?
上への確認ばかりを繰り返して、まるで自分で責任をとる覚悟がないアイツらの動きはイチイチ遅い。
アイツらのせいで、キミはもとより、
キミが大切にしている気持ちや、
キミの家族や仲間にまでシワ寄せがいく始末。
ホント、ムカつくよね?
ここで「はい」と答えたキミに訊きたいんだけど、
その環境は、なぜ変わらない?
なぜ、いつまでたってもキミや、
キミの大切にしているものが、
傷を負い続けている?
涙を飲み続けている?
その理由は一つしかない。
キミが弱いからだ。
極端な環境に身を投じることを避け続けた今のキミには、
力が備わっていない。
もしキミに守りたいモノがあるのなら、
キミ自身が強くなるしかない。
流れに振り回されない力さえ手にいれれば、
キミは、
キミが守りたいモノを守ることができる。
今、キミの目に映っているもの全てがこれまでの結果だ。
今この瞬間に「言い訳」と縁を切るんだ。
もう、情報は伝えた。
武器は渡した。
ここから先は頭で考えちゃダメだ。
「現実」というものは、
行動を起こしていない人間の想定を軽く超えてくる。
足を動かしていない人間が出す答えには何の価値もない。
考えるだけ身体が固くなる。無駄だ。
武器の使い方は、戦いながら覚えるんだ。
覚悟を決めるんだ。
少しだけでもいいから、挑戦して、
少しだけでもいいから、失敗から学んで、
少しだけでもいいから、傷を負って、
少しだけでもいいから、涙を流して、
少しだけでもいいから、想いを背負って、
強くなってください。
でもね、
キミが頑張れるサイズは決して見誤っちゃダメだ。
少しぐらいの無理は必要だけど、
続かない無理はやめた方がいい。
身体が保っても、気持ちが保たない場合がある。
挑戦して、
毎日めいっぱい殴られて、
悲鳴をあげることもままならなくなって、
キミの気持ちが壊れそうになったら、
その時は、逃げるんだよ。
なりふりかまわず逃げるんだよ。
逃げた先で、次の一手を考えればいい。
生きてさえいれば、必ずまたチャンスは巡ってくる。
まずは自分を懸命に守れ。
話しはそれからだ。
今日は上手くいった?
それともドジっちゃった?
明日は今日よりも半歩だけ前に進めるといいね。
頑張ってください。
応援しています。
いつかキミが震えるほどの感動に出会えますように。
大丈夫、いけるよ。
「新世界」の“おわりに” 著 西野亮廣より
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