アタマのやわらかい人


世の中には「ちょっと変わったもののとらえ方」ができる人がいます。

たとえば、コーヒーといえば、ふつうは「飲み物」「苦い味」「黒い色」「眠気覚まし」といったことを思い浮かべます。

でも、なかには、こんなことをいいだす人がいたりもします。

コーヒーって、「人と人の距離を近づけるもの」ですよね。

コーヒーを飲むというだけで、それほど親しくない人とも一緒に時間を過ごせますし、それをきっかけに仲よくなったりもしますから。

新しい問いかけといってもいいかもしれませんが、さまざまな物事について、こういうとらえ方ができると、ぼくらの可能性は大きく広がります。

つまらないと感じていた仕事に意義を見つけられたり、自分のいる環境をチャンスに変えることができたり、問題解決の糸口をつかめたり、平凡な生活のなかにちょっとした楽しみを発見できたり…。

見慣れた日常、ありふれた物事に、新しい価値や新しい魅力を見いだすことができるのです。

同じモノを手にしていたり、同じ状況に置かれていたりしても、もののとらえ方がちがえば、そこから得るものは大きくちがってきます。

その結果として、日々の暮らしの感じ方や満足の度合いもちがってくるし、創造的に仕事ができたり、人生の選択肢が増えたりもする。

そういう意味では、もののとらえ方は、幸せを左右するとさえいえるかもしれません。

その変化を生みだすエンジンになっているのが、ここでいう「アタマのやわらかさ」です。

文字どおり、柔軟に物事を見つめなおし、とらえなおしていく思考力のこと。

手がかりとしたのは、クリエイターです。

ご存じのとおり、広告をつくったり、映像をつくったり、デザインをしたりと、みずからのクリエイティビティを生かして仕事をしている人たちで、柔軟な発想で「ふつう」を乗り越えていくのは、まさに彼らの真骨頂です。

『「アタマのやわらかさ」の原理』インプレス