
まず手軽にできる方法が、「こまめに休憩をとる」ことです。
同じ作業を続ける場合、こまめに休憩をとれば気分転換をして仕事に臨むことができます。
また、シンプルですが「別の仕事を与える」のもひとつの方法でしょう。
たとえば、
・1日1教科を6時間、6日勉強する。
・1日6教科を1時間ずつ、6日勉強する。
両者を比較した場合、効率がいい勉強法はどちらでしょうか。
おそらく、ほとんどの人が後者の勉強法を実践した方が効率が上がると思います。
理由は、「教科が変わる」ということによって「新しい刺激」を受けるため、心的飽和が起こりにくくなるからです。
ダイエットや勉強といった「明確な目標がある課題」に取り組む場合は、「今までの経過を記録する」というやり方が意外な効果を上げることもあります。
人間は「達成動機(物事を成し遂げようとする意欲のこと)」を求める生き物です。
そのため、「自分がこれまで努力してきたこと」を知ることは、達成動機を高めることになり、物事に飽きずに取り組めるようになります。
「心的飽和」へのアプローチは、飽きずにやり遂げられるように「気分転換」や「刺激」「達成動機」を与えることが基本になります。
相手に合ったアプローチを続けていけば、少しずつ三日坊主を改善させていくことができるでしょう。
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「ドラえもん」に学ぶ ダメな人の伸ばし方
小林 奨 著
彩図社より
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