肯定されなくてもいい

肯定否定

肯定されなくてもいい。

嫌われ者でも鼻つまみ者でもいい。

なにがなんでも自分という存在を際だたせたい。

なぜか。

自分のこころが一瞬であれ満たされるからである。

嫌われることによって開き直りの自己承認となる。

自分をノーボディ(何者でもない者)ではなく、

サムボディ(ひどかどの者)だと思うことができるからである。

けれども根本的な承認が欠如しているから、

この満足はすぐに不全感にとってかわられる。

なにかをひとりでなす能力も人を魅了する人間的度量もない。

そのため彼らは、

つねに他人の耳目を引きつける行為をしつづけなければならないのである。

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出典

[自分様と馬の骨]

勢古 浩爾 著

三五館 より