
人生が思いどおりにいかないとき、私たちはついつい自分以外のものを責めたくなる。
自分の人生に責任を持つよりも、「こんなふうになったのは他人や環境のせいだ」と思いたくなるのが人情だ。
しかし、自分の責任を認めないのは間違った姿勢である。
自分には責任がないと思い込むと、自分が被害者のように感じ、ますます他人や環境のせいにしてしまう。
たしかに、自分の問題が自分の決定によるものであることを認めるのは困難だ。
しかし、それを認めないかぎり、この先もずっと不幸なまま人生を終えることになるだろう。
たいていの場合、自分の身に起こることは、自分がしたことやしなかったことの結果である。
私たちはそれをしっかり理解する必要がある。
勇気を出して自分の人生に責任を持とう。
そうすれば、自分で将来を切り開いていくことができる。
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「心の持ち方」
ジェリー・ミンチントン 著
弓場 隆 訳
ディスカヴァーより
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