
高い目標と地道な努力、それが仕事で成功するための両輪ではないでしょうか。
人生においても、自分の血肉となる体験は非凡な出来事だけから得られるものではありません。
ドラマチックな出来事だけが「体験」ではないのです。
これといって特別なことがない平穏無事な1日からも、
私たちはたくさんの栄養を得ているはずです。
平凡さから得た栄養と、非凡さからもたらされた滋養の間に差があるわけではなく、
平凡な日の積み重ねの果てに、
非凡な1日が訪れてくるのです。
むずかしい球をときどきホームランする打者。
やさしい球を確実にヒットにする打者。
野球にも、こういうタイプの別があるようです。
非凡なひらめき型と平凡な積み重ね型ともいえますが、
私が買うのは後者です。
そこに「平凡のなかの非凡」を見るからです。
引用:理屈はいつも死んでいる
高原 慶一朗 著
サンマーク出版
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