安田佳生 「下を向いて生きよう。」

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考え方 いいため話
画像:http://www.gatag.net/

おもしろいことに、「不思議の勝ち」はあっても「不思議の負け」はないらしい。

負けるときには、必ずそれなりの原因があるのだという。

これは会社も同じだ。

成功は偶然、つまり運なのだが、潰れるのは必然である。

最近は若くして成功する社長が増えているので、早くに芽が出ないと成功できないのではないかと焦る人もいるうようだが、

人生のピークがいつ巡ってくるかなど誰にもわからない。

ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースがよい例だが、彼が成功したのは70歳を過ぎてからだ。

それまで彼は、9割の社長がそうであるように、事業を失敗させつづけていたダメ社長だった。

彼はたまたま70歳を過ぎても仕事をしていたので成功できたが、普通の人が働いているのは20歳から60歳の約40年間で、

たまたまその間にピークを迎えて成功する人もいれば、そうでない人もいるというだけのことだ。

もし、人間の寿命が400年くらいであったら、誰もが一度か二度は成功のピークを迎えることだろう。

成功なんてそんなものなのだ。

失敗は必然だが、成功するかしないかは運次第。

それもいつ巡ってくるのかはわからない。

運が巡ってきたら喜んで受け入れればいいが、来なくても悲観することはないということだ。

この世は基本的にはうまくいかないことのほうが多く、その確率はギャンブルと大差ないと思って間違いない。

パチンコだって何度もやっていれば、たまには勝つこともある。

人生の確率もそのぐらいなのではないだろうか。

ギャンブルをしている間、楽しませてもらうのだから、ちょっと負けるぐらいがスマートでいいと私は思う。

これが、ちょっとでも勝って終わってやろうと必死になってしまうと、本人もつらいだろうし、見ていても美しくない。

ギャンブルを楽しむコツは、勝つことを目的としないことである。

人生も、勝とう思わず楽しもうと思えば、もっと幸せになれるのではないだろうか。

引用:下を向いて生きよう。
安田 佳生 著
サンマーク出版