
私たちは今を生きているが、
どうしても
「また明日があるさ」
「そのうちやろう」
と先送りしてしまう傾向がある。
その結果は常に今に満足ができないということになる。
あれもできていないこれもやらなければいけないと思って気持ちばかりが焦る。
そうすると、現在に目をつぶって
「そのうち」やろうということになってしまう。
これでは悪循環である。
今を豊かにしていかなければ、
いつまでも貧しい今を迎えなければならないし、
そうすれば不満を感じてまた現実から逃避しようとするだろう。
たとえ、貧しくとも現実の今ある自分をみつめ、
できることを今ここからはじめていくことが、
将来の豊かな生活を切り開く一歩となるのではないだろうか。
引用:肯定的人生観のすすめ
斎藤 茂太 著
ベストセラーズ
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