
《うまく批評できたとしても、誰もきみを尊敬しない》
人によっていろんな見方がある。
いくらまわりで評判になっていても、自分にはいいと思えないものもあるだろう。
ただ、わざわざ否定しなくてもいい。
たとえ訪れたレストランが、自分の口に合わなかったとしても、ネガティブな印象を文字や言葉にして伝えるのは損だ。
毒を吐けば、自分に戻ってくるし、そこから先にいい展開が生まれることはない。
「批判」を人生の中心に据(す)えて生きている人がいるが、当人はつねに戦わなければいけなくなる。
自己満足のために、自分の幸福感を犠牲にする必要なんてあるだろうか。
よかったことだけを、よかったと言えばいい。
よくなければ、なにも言わなければいいだけの話だ。
もちろん、仕事や家庭では素直に厳しい意見を言うべきときもある。
それはリスクをともなうからだ。
引用:思考をやわらかくする授業
本田直之 著
サンクチュアリ出版
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