
植原 大欲を描いてそれに向かって進んでいくんだけど、その中でわずかなものが実現出来たら、もう、それでありがたいじゃないですか。
ひすい 夢を目標ではなく、ただの通過点にするってことですね。
そのためにどでかい夢をひとつにしぼると。
植原 そうです。正しくものを見られない状態であれこれ具体的に願っても、それが余分な力になるだけです。
だから、これが一番というものひとつにしぼる。
人に言ったら笑われるくらい大きな欲、ひとつにしぼるのです。
一億円ほしいなら、一兆円くらいを目標にするとか。
その他の願いに関しては、「小欲知足」。
例えば、おいしいものを食べたいという欲も、まあまあおいしいものでいいと足るを知るのです。
ひすい では、願いを具体的にせずに叶える方法はあるんですか?
植原 手鏡を使います。
手鏡は、自分の目だけを見えるものがベストです。というのは、顔全体が見えると、ここにシミがあるとか余計な力が入るからです(笑)
「自分の願いが本当に叶ったとしたら、わたしはどんな表情をするだろう」と想像してみるんです。
自分の願いがすべて叶ったとしたら、わたしはどんなうれしい表情をするだろう?
そのときの喜んでいる自分の瞳を手鏡で見ます。
その瞳に向って自分で「ありがとうございます」と言います。
それだけでいいです。
引用:ゆるんだ人からうまくいく。
ひすいこたろう 著
植原鉱治 著
ヒカルランド
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