
人間は苦境に陥ると、
そこからなんとか脱却しようとして、無理しがちである。
しかし、無理をすると肩に力が入って焦る。
結果として普段の力を発揮できず、
失敗するケースが多い。
元自衛官のパイロットだった人からも同様の話を聞いたことがある。
訓練中に何度も死ぬ思いをしたが、
そういうときはすぐに反応しないで、
急降下する戦闘機の中で、
「どうしようかな」と考え、決して無理はしなかったそうだ。
「なるようになるさ」といった開き直りも、
苦しいときには必要なのだ。
苦しいときは無理をしないに限る。
引用:だいじょうぶ、きっとなんとかなる。
川北 義則 著
PHP研究所
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