スポットライトが当たる人たちだけでは、映画は成り立たない

成功 いいため話
画像:http://www.gatag.net/

光は「陰」があって初めてその素晴らしさがわかる。

朝日を浴びると感動するのも、

夜の闇や陰があるからこそである。

部屋のなかに太陽の光が差してくると、

明るいところと陰になるところができる。

部屋中、明るくなってしまうより、

明暗のコントラストがある方が風情を感じる。

また、日本家屋ならではの障子を通して入ってくるやわらかい日差しの魅力は、

まともに光の当たる場所しか知らない人間にはわからないだろう。

真夏の降り注ぐ日差しのなかを歩き続けた後で、

偶然出合った木陰に身を隠したときのあの安堵感は、

陰からしかもたらされない。

映画の授賞式で賞をもらった俳優や監督たちは、

一様にスタッフに感謝の言葉を捧げる。

スポットライトが当たる人たちだけでは、映画は成り立たないのだ。

若いときはともかく、年を経てきたら、

陰のよさがわかる人間になってほしい。

引用:だいじょうぶ、きっとなんとかなる。
川北 義則 著
PHP研究所