城山三郎「心に残る名言」

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城山三郎 いいため話
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■御木本幸吉がいっているのは、つまらん意見の出せないやつに、いい意見は出せないということです。

そうだと思うよ。

読書を考えても、やっぱりつまらん本を読むやつじゃないと、いい本は読めないと思う。

いい本だけ読めるわけない。

《人間を読む旅》

■「この一両日、あなたがなさったことは、その気持ちはわかるが、あまりよいことではない。

いくらひどい会社だとしても、かつて自分の勤めたところの悪口を世間に向かって言いふらすのは、天に向かってツバキを吐くようなものだ」

《危険な椅子》

■魅力を感じさせる人々に共通のものとして、わたしはこのごろ三つのことに気づく。

一、常に生き生きしていること。

二、いつも在るべき姿を求めていること。

三、卑しくないこと。ポストに執着するものも驕(おご)りもまた一種の卑しさである。

《静かなタフネス10の人生》

■「一期(いちご)の盛衰(せいすい)、一杯の酒。

一代の英雄の興亡盛衰の重さも、一杯の酒のうまさに叶わぬ、というのね。

ついでにいえば、わが人生、酔生夢死という終わり方をしたいわ」

《本当に生きた日》

■六十代に入ったころ、「これはいい、これで行こう」と思ったのは、

「残躯楽しまざるべけんや」

という伊達政宗の言葉であった。

もっと日常的な言い方では、

「今朝酒あらば 今朝酒を楽しみ

明日憂来たらば 明日憂えん」

といった生き方である。

《無所属の時間で生きる》

引用:城山三郎 著
『人生の流儀』PHP研究所