茂木健一郎「結果を出せる人になる!すぐやる脳のつくり方」

茂木健一郎 いいため話
画像:https://tokyo2020.jp/

世の中には、二通りの人間がいます。

何に対しても素早く決断して行動できる「すぐやる」人間、そしてもう一方が、なかなか物事を決められず、考えすぎて動けない「すぐやれない」人間です。

ビジネスの世界において、つねに結果を出し続けている人が前者であることは言うまでもありません。

では、「すぐやる」「すぐやれない」という差はどこから生まれてくるのでしょうか。

実はそこには、脳の働きが大きく関係しています。

それは意外なことに、脳が正しく働いているためなのです。

すぐに動けない人とは、脳の前頭葉が指示通りに機能して、抑制が利いてしまっている人のことです。

「実行に移す前に、まずは慎重に検討しなければならない」

「これが重要なことは理解できるが、常識で考えた場合…」

あなたの周囲で、こんな言葉が交わされていないでしょうか?

こうした集団の“決まり”が脳の「抑制」となり、私たちの行動にブレーキをかけてしまうのです。

私たち真面目な日本人の脳が有効に働いているからこそ、すぐやれない「ぐずぐず脳」になってしまう。

まったく皮肉な結果です。

「やろうと思っている、けれどもなかなか行動に移せない…」と悩んでいる人は、決して「すぐやる」ことが苦手なわけではなく「脳の抑制の外し方」を知らないだけなのです。

とは言うものの、脳の抑制は、ほとんど無意識下で起こっているのが少々やっかいなところです。

自分自身も気づかないうちに、脳が勝手に、やれないこと、やらないことをつくってしまうのです。

そこで大事なのが、あまり深く考えないことを習慣化することです。

習慣化のためには、「自分が何か特別なことをやっていると思わない」という「脳の脱抑制」が大事になってきます。

特別なことをやっていると意識することで、脳が身構えてしまうからです。

引用:茂木健一郎 著
『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』Gakken