戦争に見る『ネガティブ』に思ってしまう解決法

戦争 いいため話
画像:http://free-photos.gatag.net/

たとえば戦国時代、暗闇の中で、敵の軍隊と対峙しているときのことを想像してみてください。

敵の姿が何となくしか見えていないときが、

いちばん不安になると思います。

自分がどういう状況に置かれていて、

何にどう対処すればいいのかわからない。

こういう状態で、人間がパニックに陥りやすいということは、

実験によっても証明されています。

不安がネガティブな思考を喚起し、

その思考によって、不安がさらに増幅される。

その増幅された不安がさらにネガティブな思考を喚起し…

という悪循環が起ってしまう。

脳の中にある根拠のない情報が、不安によって過大評価されていくのです。

そうして、鳥が飛び立っただけでも、不安に耐えられなくて逃げ出してしまう…

ところがこのとき、何らかの手段で敵の実態をはっきりと確認できたらどうでしょうか。

たくさん、いるように見えていたのは、じつは気のせいで、

敵の大半は戦う必要すらない相手かもしれません。

つまり、解決しなければいけない問題、

やらなければいけない仕事がたくさんあるときに、

ただ漠然とそう思っているだけで、

分析をしていないために、過剰にネガティブになっている。

その感情的な「問題の過大評価」こそが、

冷静に思考する力を奪うのです。

引用:脳と気持ちの整理術
築山節 著
日本放送出版協会