
サンタクロースのモデルとなったと言われている聖ニコラスのお話です。
その昔、ニコラスの近所に三人の娘がいる貧しい家族が住んでいました。
長女は結婚したいと思っていましたが、
その家庭は大変貧しく、資金に困っていたため、彼女は娼婦(売春婦)にならなければなりませんでした。
ところが、そのことを知ったニコラスは、
その夜、家の煙突からお金を投げ入れました。
そのお金のおかげで、長女は娼婦にならずに済み、無事、結婚できました。
それから、次女の結婚の時にも、長女と同じ状況でしたが、
再び、ニコラスが家にお金を投げ込んだため、
そのお金で、次女も救われました。
三女の結婚の時にも、
やはり、その家族は資金がなかったので、三女は同じ状況でした。
そこで、両親は、また同じことが起こるかもしれない
その人に会ってお礼をしたいと思い、
ニコラスが現れる時を待っていました。
そして、家にお金を投げ入れようとしたニコラスを見つけました。
ニコラスはこのことを秘密にするように頼みましたが、
その両親は、彼にとても感謝していたため、
街のみんなにこのことを広めました。
この逸話からニコラスは
サンタクロースのモデルとなり、
クリスマスの習慣がでたと言われています。
サンタクロースが煙突から入ってくる。
というのは、ニコラスが煙突から家にお金を投げ入れていたことに由来するそうです。
そして、家に投げ込んだお金が
ちょうど、室内で干してあった靴下に入ったことから靴下を用意するようになったそうです。
ブログ「100人の1歩」より
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