
そもそも人間は、
自分の身に起きる現象の7~8割はマイナスに受け止めるという
基本的にマイナス思考の存在だ。
生き延びるためには危険を察知しなければならない。
不安、心配といったマイナス思考は、
危険察知のために必要不可欠な能力なのである。
だが一方で、不安や心配は人間を臆病にし消極的にする。
やれることもやらないで、
人生を楽しめないものにしてしまうのも、不安や心配なのだ。
将来への不安というものは、
どんなに条件が整っても、必ずつきまとう。
将来の不安とか、先行き不透明とか、とかく評論家は、
そんなことを口にしがちだが、
将来が安心で、
先行き透明な時代が今まであったかと問いたい。
引用:いつでも、逆に考えるとうまくいく。
川北 義則 著
PHP研究所
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