立川談四楼「インターネット時代の生き方」

スマートフォン いいため話
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なんでもかんでもインターネットで調べられる時代です。

外出先でも、スマートフォンがあれば、何でもすぐに検索できるというのは、たいへんに便利だなぁ、とは思います。

だからなのか、このところ、人にモノを訪ねる態度がちょっとおかしい人が急増している気がします。

人にモノを尋ねるときは、「お尋ねします」だとか「恐れ入ります」だとか、「忙しいところごめんなさい」という言葉が常套だと認識しているのですが、これなしに、いきなり用件に入る人が多いこと。

さる駅員さんに聞いたのですが、最近、「○○はどこ?」と、いきなり言ってくる人が多いそうで、ビックリしました。

その駅員さんは、「仕事ですからお教えしますが、ムッとしますよ」と苦笑い。

そりゃそうですよ。

だって、ひとりやふたりじゃありません。

日に何十人もそんなヤツらばかり来ては、駅員さんだって苛立(いらだ)ってしかりです。

しかも、答えに対して「ありがとう」の言葉もないっていうんですから、まったく呆れてしまいます。

パソコンやスマートフォンは“キカイ”ですから、こちらが気を遣うことはありません。

むしろ、「いつもありがとうねぇ」なんて声をかけ、撫でているほうが問題あります。

ですが、われわれ、生身の人間です。

モノを尋ねるときは、「ちょっとお尋ねします」。

最後には、「どうもありがとうございます」。

この当たり前のひと言を添えるか添えないかで、相手の気持ちはまったく違ってくるものです。

言ったあなただって、きっと気持ちいいはずですよ。

引用:立川談四楼 著
『ほめる力』学研