
戦国時代、豊臣秀吉の知恵袋といわれた
黒田官兵衛(黒田如水)さんの教え、
「水五訓」より
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【水五訓】
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
二、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
三、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
四、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
五、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)たる鏡となりたえるも其(その)性を失はざるは水なり
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意味
一、自ら動いて模範を示すことによって、周囲を牽引しよう。
二、たとえ障害や壁があったとしても、その間に貯える力は増していくから、苦しい時もじっと耐えて努力を続けていこう。
三、流れを止めることなく、信じた道に向かって動き続けていこう。
四、嫌いな人だからといって、その人を追いやったりせずに、良いところを見つけて共に頑張ろう。
五、性質は変わらないが、温度は変わるし、入れ物を変えればカタチも丸や四角に変わるのが水。
与えられた環境の中で、如何に柔軟に変化し成長できるかが大切。
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