
禅語より
「和敬清寂」わけいせいじゃく
キュウリとしらすの和え物は、
それぞれの味が引き立って美味しいけれど、
これをミキサーにかけて
どろどろのジュースにしてしまったら、
どちらの味も死んでしまう。
キュウリとしらすは、それぞれの個性そのままで、
一緒に小鉢にいてくれるのが平和です。
仲良しでいるということは、
自分を相手に合わせていればいいというものではなく、
自分という個性をそのままに、
相手の個性もそのまま認めて一緒に過ごすということ。
これが「和」です。
和でいるコツは、相手を敬うこと。
その結果、居心地のよい清々しい関係ができます。
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引用:「ほっとする禅語70」
石飛 博光・渡会 正純 著
二玄社より
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