スピルバーグ、ジョブズ、ヘルマン・ヘッセ「成功者は変人」

いいため話 赤ちゃん
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人は繋(つな)がりの中で生きている。

しかし、人との繋がりの中で人は疲れる。

時には傷つく。

変な人間がいる。

自分も変だからよくわかる。

時々傷つくのはしょうがない。

それでも人は一人では生きていけないから、傷つけ合いながら一緒に生きる。

どうしたらいいのだろう。

変であることをおもしろがることだ。

この20年間でたくさんのヒットを飛ばした映画監督、スティーヴン・スピルバーグは「自分は失読症だった」とカミングアウトしている。

字が読めないのである。

日本だったらどうだろう。

小学校1年で字が読めないと、レッテルを貼られる。

スピルバーグは変だったからこそ、映像で勝負をした。

字が読めなくても、違う才能があふれていることはよくあることだ。

この20年間で最も世界の人々に影響を与えたと言われている、アップル社のスティーブ・ジョブズも、人との距離のとり方が下手だったようだ。

見方を変えれば、「変な人」だった。

ヘルマン・ヘッセもおかしい。

ノーベル文学賞をとっているけど何度もつまずいている。

エリート校の神学校を退学。

自殺未遂。

さらに知的障害の施設にも入れられている。

人との距離をとるのが下手だったのだろう。

結局、勉強は中断したまんま、大学へも行けていない。

大学なんて行かなくてもいいんだと、書店で働きだす。

ここで詩を書いたり、小説を書き出した。

所詮ぼく達は、みんな変な人。

ちょっと変な人と、うんと変な人がいるだけ。

ちょっと変な人がうんと変な人にレッテルを貼っているにすぎない。

そんなレッテルを貼られても気にしないことだ。

変な人が世の中を変える。

変な人が新しいものをつくりだす。

変で上等、と思って生きてきた。

引用:鎌田實 著
『○に近い△を生きる 「正論」や「正解」にだまされるな』ポプラ新書