まじめなのに結果が出ない人は「まわりと同じ考え方をしている」という法則

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本当の意味で事業を確実なものにしたいなら、思いきってセーフティネットを撤去する必要がある。

オランダ人の交通工学者ハンス・モンデルマンが2001年に試みた、一風変わったアプローチを紹介しよう。

彼は警告標識や信号機、ガードレール、縁石、スピード防止帯といったものは不要なだけでなく、自分で自分を守ろうとする意識を希薄にしてしまうと考えた。

その理論を実証するため、モンデルマンはドラフテンという町の中心地から、交通を規制するものをすべて排除した。

信号機にはじまり、車線、ロータリー、縁石にいたるまで全部だ。

町の中心を示すのは、丸い芝生としゃれた噴水だけになった。

一年後、彼の予想が正しかったことが証明される。

交通量が増えたにもかかわらず、渋滞は緩和され、交通事故も半減した。

モンデルマンのお気に入りの遊びは、目を閉じたまま後ろ向きで歩いて、混雑した広場を通り抜けることだ。

誰にもぶつかることはない。

まわりの人たちが彼を避けてくれる。

ドライバーや住民にインタビューすると、みな一様に以前よりも危険を感じるようになったと答えた。

モンデルマンは満足げにいう。

「安全性が低くなったことが功を奏したのです」

ドライバーも歩行者も何かに“守られている”という感覚がなくなると、自らの行動にもっと責任を持つようになるというわけだ。

引用:カスピアンウッズ 著
『まじめなのに結果が出ない人は「まわりと同じ考え方をしている」という法則』三笠書房