斎藤一人「自分さがしの旅」

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花束 いいため話
画像:https://publicdomainq.net

あのな。

“いいこと”ってね、いっぱい、やんなきゃダメなんだよ。

体にいいもの、といったってな、朝鮮ニンジンだろうが、何だろうが、体が治るまでには相当量、要るんだよ。

“いいもの”というのは、食品だろうが、そういうものなの。

ところが、悪いものってのは、毒薬ってのは耳かき一杯あれば、ここにいるオレたち全員、死ぬんだよ。

アレぐらい、少量でも効くものはない。

それと同じように、他人(ひと)には毒のある言葉だとか、傷つける言葉って、ちょっとでも、すごい効くんだよ。

人の悪口とか、いじめって、それをやられた人の心をどのぐらい、傷つけるか。

たったひと言、吐いた毒で、簡単に人は傷ついて、オレたち、それを直してあげるのに、どのぐらい、たいへんか。

ひと言、吐いた毒で傷ついた心をキレイにしてあげるのに、オレたちは何年かかるか、わかんないんだよな。

だから、一つひとつ、ひっくり返して、ひっくり返す努力っていうのがな。

悪いものを“いいもの”にひっくり返す、ひっくり返す努力を自分にやって。

それができるようになったら、今度、自分の周りにも、

「おまえ、こういうとこで、つかえてんだったら、こういうふうに、ひっくり返したらどうだ?こう思ったらどうだ?」っていう。

周りにいる人に、「そんなことないよ、気にするなよ」って、心の重荷をとってあげる。

一つずつ、一つずつさ、「そんなことないよ」って。

一人さんなんか、もっと成績悪かった(笑)。

それだって一人さん、明るかったじゃないか、って。

全部“いいほう”に変えていこうよ、って。

おねしょしてたのなら、あなた、自分で「世界地図書いてたんだ」って、笑い飛ばそうよ。

そしたら自分は気が楽になって、周りの人も助かるよ、って。

『自分さがしの旅』ロング新書