人間は果たして「進化」しているのか?「退化」しているのか?

banner02
画像:http://free-photos.gatag.net/

そもそも人類は太古の昔から、サバンナでライオンに出会ったら槍で戦うのか、一目散に逃げるのか、味方を呼ぶのか、瞬時に決めてきた。

迷っている時間はない。

目の前のライオンは、牙をむいて今にも襲いかかってくる。

何もしなければ食われてしまうという状況で、取り得るアクションを瞬時に考え、メリット・デメリットの比較をし、瞬時に判断と行動をして生き延びてきた。

現代人のようにあれこれ悩み、逡巡することはなかったはずだ。

逡巡するような動物だったら、生存競争に負け、とっくに絶滅している。

何が言いたいかと言えば、

人間にはもともと素晴らしい判断力、思考力とそれに基づく行動力があるが、

のんびりしていてもなんとかなるという甘やかされた環境、

出る杭は打たれがちな村社会、

周囲との摩擦を起こさない行動様式、

慎重に考えるよう釘を刺してきた先輩たち、

詰め込み式の学校教育、

あるいは行儀のよさを要求した保守的な親の躾、

等々の複合的な影響でせっかくの能力に蓋をし、退化させているではないかということだ。

引用:「ゼロ秒思考」
赤羽雄二 著
ダイヤモンド社