
業種に関係なく、あなたは常に無限のチャンスがある。
型にはまった考え方を捨て、新しいものとかかわろうとする人々は、物質的に満たされるだけではなく、自分の仕事のなかに多大な喜びと満足を見出すことができる。
もしあなたがチャンスを待って、言い訳に言い訳を重ねているのなら、いずれは「もう年をとりすぎた」という最後の言い訳にたどり着くであろう。
この世を去るその日まであなたは、世界は自分に背を向けていて、自分の才能はふさわしい評価を得ず、成功した人たちは単に「運」や「まわりの力」に恵まれていただけなのだと考えつづけるであろう。
億万長者とあなたとの間にあるただ一つの差異は、「自身の姿勢」なのだ。
あなたは自分自身にとって、最も質が悪く手ごわい敵になりうるのだ。
「この世のどんな力も、あなた自身ほど、あなたの成長を確実にそして容赦なく妨げることはできはしない」
自分の無限の可能性を理解し、チャンスをつかむことは自分の当然の権利なのだと気づいたなら、ただ前に進めばいい。
1809年、ケンタッキーにある赤ん坊が生まれた。
父親は貧しいうえに、浮浪者であった。
母親は子どもが9歳のときに他界した。
すべてのチャンスは待っているだけではなく、自分で探さなければいけないと言い残して。
父親が反対し、彼は本を読むことも許されなかった。
彼の名はアブラハム・リンカーンといった。
「探せ、さらば見つけられるだろう」という言葉は、人は何であれ、まず探さなければそれを手に入れることはできない、という意味である。
待て、されば訪れるだろうとは意味が違うのである。
『あなたに奇跡を起こすやさしい100の方法』PHP
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