大好きなことで、食べていく方法を教えよう

応援 いいため話
画像:http://publicdomainq.net

テレビのお笑い芸人たちを観察していると、非常にわかりやすい事実が浮き彫りになってくる。

すぐに消える一発屋は例外なく観客から笑われているのに対して、出世する芸人は観客を笑わせている。

前者は素人の学園祭レベルの芸であり、後者はプロの仕事師の芸である。

観客が笑っているという現象において両者に差はないように見えるが、その本質はまるで対極なのだ。

プロの仕事とは、その気のない人をその気にさせてしまうことなのだ。

笑う気のないブスッとした客さえも笑わせてこそ、お笑い芸人としてプロの仕事をしたと言えるのだ。

これは応援についても同じことが言える。

あなたは応援される人ではなく、応援させる人を目指すべきである。

あなたが応援されているということは、相手が上であなたが下だという揺るぎない地位が固定されるということだ。

つまり同情されているということになる。

同情されて応援されてもその関係は決して長続きしない。

なぜならそれは、“憐れみ”をベースとした関係であり、どちらか一方が堪えられなくなって崩壊するからである。

人には尊敬されたいという確固たる承認欲求があるのだから、これに反する行為は自然の摂理に反するから継続できないのだ。

これに対して応援させるためには、敬意をベースとした関係を築いていく必要がある。

相手に同情させるのではなく、敬意を払わせることで自然と相手に応援させるのだ。

世界的に活躍するカリスマ歌手や作家を想像してみればとてもわかりやすいだろう。

ファンたちは彼らを応援しているのではなく、応援させていただいているのだ。

もちろん長期的な成功者たちはファンに応援をさせることで傲慢にはならない。

_______

大好きなことで、食べていく方法を教えよう。

千田琢哉 著

海竜社