
あなたにはコンプレックスがありますか?
あるとしたら、ぜひ、今、知ってほしいことがあります。
それは、コンプレックスが、実は、あなたの人生を豊かにしてくれるギフトだということ。
私が持っていたコンプレックスのひとつに、手の親指が、人と比べて下のほうについているというのがありました。
人と違うことを毛嫌いしていた私にとって、それはとても恥ずかしいことでもありました。
でも、ピアノを習いはじめたとき、指が長いおかげで、1オクターブ以上離れた鍵盤でも同時に弾けるのが嬉しかった。
コンプレックスは、嫌な気分を生み出すものでありながら、私の個性であり、才能でもあったわけです。
「親指が変で、人と違う私」
「指が長いおかげでピアノが上手な私」
このどちらを意識しつづけるかは、自分が決めています。
そして、そのどちらを選ぶのか、どの前提で生きるのかは、自分で決めていいのです。
それも、今すぐに。そして、決めるのは無料だし、自由。
人が心に抱くコンプレックスはさまざまですが、「背が高いからカッコイイ」「背が高くて恥ずかしい」というように、常に真逆の特性があります。
それによっていじめられたり、からかわれるとコンプレックスに、ほめられたのであれば魅力として捉えることが多いのではないでしょうか。
自分の嫌いなところこそ、まったく真逆の魅力として捉えてみてください。
そうすると、不思議なことに、コンプレックスだと思っていたことが、魅力なのだという証拠が、集まってきます。
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いつもの自分がやらないほうをやってみる
鳥居ミコ 著
サンマーク出版
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