3つのFが価値になる

風呂 いいため話
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ショッピングモールに入っているブティックに冬物のジャケットを買いに行き、試着をしたときのことです。

サイズが大きく袖も長かったのですが、試着したボクを見て店員さんがこういったのです。

「ぴったりですね~。よくお似合いです」

そんなことないのになあと思い、店員さんに在庫の確認をお願いしました。

「ワンサイズ小さいものはありますか」

そして出てきたジャケットを試着したら、またも店員さんはこういいます。

「ぴったりですね~。よくお似合いです」

こんなのだからアパレルは苦境に立っている。そう思いませんか。

今日達成した売上が、将来の顧客を失くしてしまうということがあります。

何がなんでも売ろうとする、予算やノルマを達成するためにやみくもに売上を求める。

結果、お客さまの利益を犠牲にして、信頼関係を失うこともあるのです。

目先の利益を追い求めることで、お客さまとの関係性を悪化させている企業が多い。

現在、多くのアパレルブランドが苦戦している、大きな原因のひとつです。

そして、アパレルに限らず、他の業態でもたくさん起きていることです。

3年先、5年先、10年先のことを考えられない、近視眼的な経営です。

「顧客第一」「お客さま視点」といってはいるけれど、本音では「売上第一」「シェア第一」と、自分の会社に目が向いている。

そんな企業が多いから、消費者から支持されなくなってしまうのです。

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「3つのF」が価値になる!

藤村正宏 著

日本経済新聞出版社