
一人さんは教えてくれます。
「なぜ楽しいかって言うとね、オレはね、いつも楽しいこと考えてるからなの。
楽しい人って楽しいこと考えてるんだよ。
私、つまんないんですって人は、いつもつまんないこと考えてんの。
いつも怒ってるようなヤツって、いつも腹の立つこと考えてんだよ。
家に帰って、“おまえ、なんでそんなところにぞうきん置いて”って怒るんだけど、本当はぞうきんを見つける前から怒ってんだよ。
本当はぞうきんじゃなくて、ごぼうでも、何でもいいの。
ごぼうを見つけたら、“なんでこんなところにごぼうがあるんだよ”って言って怒るんだよ。
それで、何にも見つからないときが一番腹立つんだよ。
そうすると今度は昔のことを持ち出す。
済んじゃったことまで持ち出して、“おまえ、そういえば・・・”とかってね。
聞いてるだけで、イヤなヤツだろう?(笑)でも、ホントにそうなんだよ。
だから、人間ってイヤなことじゃなくて、
“どうしたらおもしろくなるかな”
ということを、いつも考えていないと、楽しく生きられないんだよ」
不キゲンな人は、いつも不キゲンなことを考えているんです。
だから、上気元でいるためには、イヤなことでさえ、「どうしたらおもしろいことに変えられるかな?」と考える。
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斎藤一人 お金と強運を引き寄せる最強の口ぐせ
宮本真由美 著
PHP研究所
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